2007年3月13日火曜日

演劇出版社

演劇出版社の「演劇界」が、来月発行される5月号で、ひとくぎりになると聞きました。
もちろん、8月にはリニューアルされるということですので、一安心ですが、
数ヶ月でも、刊行がとぎれるのは、とても残念なことです。
先日、ご報告しましたが、今、「菊五郎の色気」を書いています。
執筆の過程で、いかに演劇界のバックナンバーが役に立ったことか。
五十年後、百年後の研究者、愛好家のためにも、こうした歌舞伎専門誌が、
長く、生き延びていくように願っています。
それには読者の支持が得られるような編集方針の転換も重要だと思います。
また、歌舞伎俳優、松竹の協力も不可欠でしょう。
はたからみていても、演劇界と歌舞伎のインサイダーとの関係が、
いまひとつうまくいっていないように思います。
それには、私たち劇評家が、信頼に足るような原稿を発表していくことが、
なにより先決だと考えています。

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