2007年3月20日火曜日

風邪と書庫

図書館の書庫で、あれこれ探しているのは、仕事だからではなく、
その埃臭い空間に愛着を持っているからだと思う。
けれど、そんな時間が、本当に辛くなるのは、風邪を引いているときだ。
埃臭いばかりではなく、図書館の書庫は、暖房がなく、底冷えがする。
下半身から冷気が忍び寄ってくるなか、目当ての本が見あたらず、
右往左往しているときの心細さといったらない。
たいていそんなときは、用が足らず、また出かける羽目になる。
今日になってようやく、風邪が落ち着いてきた。
これからインタビューの仕事に、神保町まで出かけてくることにしよう。